婦人たるもの

以前に書いた、枕草子第二一段 「生ひ先なく、まめやかに」の夢野久作風・現代語訳です。いわゆる超訳というか、かなり意訳になっています。そのうえ夢野久作を読まない人にはいまいち伝わらないし、逆にファンの方には「こんなの全然夢Qじゃない!」と言わ…

ローズとバニラと無職の香り

匂いが記憶を呼び起こすことをプルースト効果というらしい。ちょうど1年ほど前、大学を休学して引きこもっていた頃によく使っていた消臭剤がある。香りは良いのだが、その香りで引きこもっていた時の記憶が蘇ってしまうのであまり使わないようにしていた。私…

サンタからの贈り物

これは私がまだ物心がつくかつかないか、記憶はあるが何歳の頃かまでは覚えていないくらい小さかった頃の、クリスマスの話だ。 クリスマス、それは誕生日に並ぶビッグイベント。ケーキとご馳走を食べられる上にプレゼントまで貰える、年に一度のウルトラス…

中学校のおもいで

前回ブログを書いてから50日以上経ってしまった。前回の、一番最初に書いた記事も「トンカラトンが怖い」という薄くてしょうもない内容だ。なんなんだ一体。先程たまたまTwitterのフォロワーの方がブログを更新しているのを見て、このままではマズいと思い更…

トンカラトンが怖い

トンカラトンが怖い君はトンカラトンを知っているか。トンカラトンは妖怪だ。包帯を全身に巻き、日本刀を背負って自転車に乗っている。「トン、トン、トンカラトン」と口ずさみながら現れ、「トンカラトンと言え」と問いかけてくる。そして「トンカラトン」…